忍者ブログ
since February 6, 2007
[8]  [7]  [6]  [5]  [4]  [3]  [2]  [1
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

例え、僕が夜の闇に飲み込まれても
君さえ僕の事を覚えていてくれたなら・・・

好きだと、初めて口に出して
抱きしめたい、と初めて思って
それでも足りないくらいに愛していて
それでも僕の気持ちも君の心も埋まらなくて
キャパシティはどれ位なんだろう、って心底不思議に思う。

僕は君を好きで
でも君は僕の事を嫌いかもしれなくて
でも言わなければ何も変わらなくて。
でも
そういう葛藤があるから人に恋焦がれるのだと
そう思った。

君が隣を歩いていた。
桜吹雪の通りを
眩しい砂浜を
茜色の街角を
雪のあぜ道を。
全てが鮮明で
全てがリアルで
君を脳裏に焼き付けた。

例え、君が蒼穹の青に飲み込まれても
僕さえ君の事を信じていたなら
救い出せると、そう、君も僕も信じていたね。
でも僕は無力で
君は思うより儚くて
―二人のキモチはもっと儚くて。

君は太陽。
僕は月。
君がいるから僕が光り
僕がいるから君がいる。
君が僕を劇舞台へと呼んでくれるなら
僕は君を安らげてあげられる唯一の人。

けれど、僕らのキモチは硬くて儚かった。
そして、僕らの命も柔らかくて脆かった。

サヨウナラ全世界。
僕も君の元へ、今旅立つ。
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
忍者ブログ [PR]