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これ程までに狂おしく、想っていても
あなたを幸せにすると、誓っても
今までどんな手で、どれだけあなたを汚していたとしても
それは祈りにしかならなかった

あなたを想う反面で、鏡の様に憎んでいて
あなたが太陽の様に照らしてくれても、月の様には輝けなくて
あなたが私を燃える様に愛していてくれるのを知っていて
あなたが白絹の様に純白なのを知っていて

もしあなたが私の心を知ったらどう想うだろう
失望? 破局? 悲哀? それとも、恨みますか?
もし私の心の中にあなたと同じ想いがあったらどうだったろう
満足? 相愛? 婚約? それとも、疑いますか?
もし、あなたと出会わなければ・・・

けれど私は心の底から宣言する
私は世界で一番あなたを想っていると

愛する事が解らない
愛が何物か解らない
私があなたを愛しているかさえ、霧の中
ただ一つ、確かな事は
あなたの愛が枯れ果てれば、私は壊れてしまうでしょう

これ程までに狂おしく、想っていても
あなたを幸せにすると、誓っても
今までどんな手で、どれだけあなたを汚していたとしても
それは祈りにしかならなかった
私はあなたを愛せなかった

あなたを想う反面で、鏡の様に憎んでいて
あなたが太陽の様に照らしてくれても、月の様には輝けなくて
あなたが私を燃える様に愛していてくれるのを知っていて
あなたが白絹の様に純白なのを知っていて
私はあなたを愛せない
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髪を切った。
いつもより短めに切ってもらった。
だが何が変わるという訳でもなく
日々のルーティンワークで命を削っていく。

いつだったか、彼女と喧嘩した時だ。
彼女は混乱して叫んでいた。
僕はそれを見ながら酷く静かな気持ちだった。
僕にとっては主観ではなく客観で
冷めた気持ちはいつまでも引く事はなさそうだった。
「心奪われる」というのが心のバランスを保てなくなる事ならば
彼女は僕の心を崩すことが出来なかったのだろう。

いつだったか、喧騒の中を歩いていた時だ。
肩が当たったというつまらない理由で
一目見て馬鹿だと判る男が殴りかかってきた。
痛いのは嫌いなので、軽く身を傾けた。
屑はよろめいた。
また殴りかかってきた。
蝿の様にうざったかったので、軽く叩いてみた。
屑は動かなくなった。
「人はゴキブリの様だ」と形容した奴は
恐らくそいつが脆すぎただけなのだろう。

いつだったか、全てを面倒に思っていた時だ。
事故に遭った。
生きる事に執着はなかったが
僕の人生という物の儚さを改めて知った。
事故の傷が致命的な傷なのかそうでないのかは関係なく
僕が生きる事も、死ぬ事も
生きている事も、死にかけている事も
全ては偶然なのだと思った。
「運命」という言葉は人の生を左右するというが
全てがどうでも良くなった人間には効力がないのだと初めて知った。

その事故で運ばれた病院で養生していた時だ。
いつかの彼女が見舞いに来た。
しっかりと別れた訳でもなく、連絡だけが途絶えていた。
額に残った傷を見て、彼女は泣いていた。
あれ程僕の事を嫌いだと言っていたのに。
僕は彼女の涙を見て、まだ僕の為に流れる涙があるのかと顔が引きつった。
「誰かの為に」なんて言葉は信じていない。
だが僕は確かに
確かに彼女の涙で面倒くさい事をして行こうと決めた。

髪を伸ばした。
襟足を、もみあげを
前髪を。
傷は消えない。
消したくない。
ルーティンワークで削っていた命を取り戻す様に
僕は日々を生きていき、生かされていく。
いつか偶然に死ぬかも知れない。
死が二人の袂を分つまで
僕は彼女の涙を取り戻す為に生きるだろう。
人は一人で生きていけないという。
私はそれを、「人のいない場所などない」と取る。
冷たい考えと言われればそれまでだが
残念ながら私は冷たいという形容を嫌っていない。

男というものにそれ程興味を示した事はなかった。
外見的な差など同性間でもある事だし
考え方に至っては言うまでもない。
寄ってくる男は少なくはない。
だがどれも私の私生活を垣間見るだけで去ってゆく。
それを清々しいと感じるのは生まれつきで
最近は睨んで追い払う術も覚えた。
全く悲しいとも思わないし
別に直そうとも思わない。
こういう女は嫌いですか?

私が男に興味を持たないのは自分と大差がないからだろう。
どちらかと言えば格好良いより可愛い方に傾くし
どちらかと言えば肉付きが悪く細身の体型だ。
しかし当然、同性に恋心を抱いた事もない。
自分を自分でも良く解らない。
解ろうとも思わないが。
こういう女は駄目ですか?

日本人に言わせればヘビースモーカーだし
一般女性に比べれば酒に強い。
趣味はゲームだし
殴り合いの喧嘩の回数に至ってはそこらの男性より多いだろう。
典型的なB型で
掃除どころか整理整頓ほど私を苦しませる事はないだろう。
包丁を握る時間があるなら
単車に跨ってレトルトを買いに行く。
さすがに洗濯はするが
アイロンは掛けられない。
こういう女は嫌ですか?

寄りかかる事が苦痛に思えて
甘える事は自殺行為。
弱みを見せたらそいつの前には現れないし
喧嘩で負けたらそいつに勝とうと努力する。
誘われれば付き合うが
社交辞令は使えない。
涙はとうの昔に枯れたが
馬鹿に浴びせる罵倒は底が見えない。
動物や植物は好きだが
人間は嫌いだ。

こういう女は嫌いですか?
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